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4月に入り作業は順調に進んでいます。といっても、春はいつもバタバタですね。

3月後半から「接木/つぎき」という作業を主に行っています。ぶどうをはじめ、植物の多くは同じ作物(ぶどう同士)であれば、別の種類を接ぐことで、そこから別の種類の同作物(ぶどうの別の種類)を育てることができます。

というのも、園内の老木のうち、数本が先端が枯れており、かなり切らないといけません。また不健全な育ち方をしている主枝もいくつか見られるので、それらをバッサリカット。そしてそこに枝を接ぎます!

切り株に接木したもの

一部のブラックビートが弱っていたため、元気なサマークイーンの枝で接木をしました。ただこういった接木は成功率は慣れた人でも6-7割とか。経験が少ない私では2‐3割が関の山かもしれません。

また接木には写真のような切れ味のいいナイフを使います。これ、本当に切れます。若い枝なんかは音もなくスパッといきます。スパッといくことで綺麗な面を作る必要があるのです。でも太い木はかなり固いため、非常に力がいります。恐る恐るやっていたのですが、それではなかなか力が入りません。そのため、最終的にはかなり力を入れてやっていました。

ええ、ご察しの通り、怪我しました。親指の先にあたり、爪を入れて1cmぐらい切れてしまいました。でも作業を止めるわけにはいかず、止血してまた接木再開です。そこまで痛くもなかったので。(その日の夜に痛みが増して少し寝れなくなりました)

その後は自分なりのやり方を見つけて、怪我もなく無事接木が終了。約1週間の作業でした。

ただ接木以上に困ったのが、苗木の定植作業。というのも、肝心の苗木が来ません。一部を2月にお願いしていたのですが、今年は大雪などもあり、遅れに遅れました。苗木屋さん3件にお願いしていたのですが、うち2件は4月になって到着。しかも1件は前触れなく送られてきたため、めちゃくちゃ焦りました。

ただ事前に定植作業の準備をしていたため、到着した翌日にはすぐ作業開始。1日で無事終わりました。

そうこうしているうちに芽かきの季節に。

今年は昨年と剪定方法を変更したため、ぶどうの芽がたくさんついています。昨年までは(強めに剪定して、)ぶどうの芽を少なく発芽させることで作業効率を図っていましたが、今年はぶどうの芽をたくさん発芽させ、ぶどうの品質を上げるように取り組んでいます。

ただ、これって昨年の5倍以上の作業がかかりそうで、既にヒーヒー言っています。ちょっとやり過ぎたかも。。。

またGWは初めての畑ツアーを実施。芽かきしたぶどうの芽のてんぷらや用意したワイン塩、ぶどうの葉で作ったお茶などをご用意させていただきました。ご参加の皆様に喜んでいただけてると嬉しいです!

畑ツアーは来年以降も定例にしていきたいです!

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