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1か月以上更新が空いてしまいました。というのも、10月26日に製造免許が下りて以来、休む間もなく、醸造(+柿の収穫)やイベント参加と忙しくさせていただいておりました。

なんと言っても念願の製造免許取得!いやーーーーーー、長かったです。今年の頭に税務署に相談に行って、正式に提出できたのが4月ごろ、そこから半年も掛かってしまいました。ただ、税務署の方々も皆さん味方になって、なんとか書類を通すために一生懸命にやってくれました。感謝です。

今後、製造免許を取得される人は、知り合いのワイナリー等に相談するよりも、税務署の担当者と仲良くなって、本音と建前の両面で相談できる関係になると早いと思いますよ!それでも時間かかりますけど。

さて、いよいよ仕込開始!初醸造開始ですし、神職で名誉ソムリエの吉良祝人さんにご祈祷を依頼。TV局の取材もありましたが、無事祈願祭が終了しました。

そこから、仕込・仕込・仕込・仕込・仕込・仕込・仕込、と言いたいですが、実際には、機材の事前洗浄準備・ぶどう・使用後洗浄・事前洗浄・ぶどう・使用後洗浄の繰り返し。

そうなんです。醸造って、1にも2にも洗浄なんです。洗浄だらけの戦場なんです。

初めて動かす機械にドキドキしながら、スタッフも初経験のことが多いので最初は時間がかかってましたが、今ではずいぶん慣れてきました。

そして、次は柿。「は?」と言われますが、実は柿ワインを作ろうと思っています。数は少ないですが、柿ワインをいただいたことがあり、これには新しい可能性があると思っています。

私の父は、干し柿が好きで、毎年自分で干しては食べており、私も子供の時に良く食べた記憶があります。また、高知市鏡にある農地には、その土地を譲っていただいたときに柿がなっており、その木を切らずにおいてあり、数十kgは収穫することができます。

また高知市内でも市街地を離れると、多くの家で庭に柿がなっています。最近、その多くが放置柿として、取られずに捨てられているのを目にします。こういった資源を活用しない手はないと思い、今回柿をワインとして仕込むことにしました。

詳細は避けますが、実は試験段階で何度も失敗したのですが、色々な論文などを見て、何とかうまく行く方法を見つけ、現在は何とか柿をワインとして醸造できています。

と言っても何百kgも柿は持ってないので、放置柿などがないか聞いて廻り、数件お邪魔させていただいたり、柿農家の方から格安でいただいたりと、気が付いたら300kg以上集まっていました。

柿は何もかも、ぶどうとは違います。「ぶどう」がお酒にするのにどれだけ適しているのかを痛感させられました。でもぶどうとは異なる優しいワインになりそうです。乞うご期待!!(これだけ煽って、商品にならなかったらゴメンなさい)

またこの醸造期間中にもイベントが目白押し。ワイン会、龍馬生誕祭、所属する青年部会の全国大会、そして日本ワインエキスポin大阪に参加してきました。

中でもこの日本ワインエキスポは、その人の多さ、熱気に度肝を抜かれました。これまでの日本ワインのイベントで類を見ない、延べ人数千人以上の大イベントでした。このイベントの存在を知ったのは、実は1週間前。無理言って、ギリギリで参加させてもらったのは良かったのですが、1人で行ったので、手も腰も足も喉も、全てを痛めて高知に帰ってきました(笑)

お金も時間もかかったのですが、本当に行ってよかったイベントでした。多くの方に試飲してもらい、お褒めをいただき、この声を当社スタッフにも聞かせてあげたかったです。

写真はないのですが、あのジェイミーグッドさんをはじめ、海外のジャーナリストの方にもブースに立ち寄ってもらい、当社の雄宝・藤稔という日本固有のぶどうに興味津々でした。個性があり、キレイなワインだとお褒めいただきました。(ジェイミーグッドさんの本持っていってサインしてもらえば良かった。)

さらに、西日本ワイナリー協会にも入会させていただき、多くの諸先輩方と知り合えたことは今後の財産になりました。

(右上の方にいる赤のジャージが私です。)

さて、いよいよ師走。12月に入り、寒気が来たせいで発酵中のワインが全タンク停止しました。かなり焦りましたが、その後また動き出して、殆どが発酵を終了しました。その辺りはまた次回。

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